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温泉の豆知識

温泉大好き!!温泉の豆知識

温泉とは

地中から湯が湧き出す現象や湯となっている状態のことを温泉と言います。

その湯を用いた入浴施設も一般に温泉と呼ばれています。

日本は火山が多いために火山性の温泉が多く湧き出ていて、有名な温泉地がいくつかあ

ります。


熱源で温泉を分類すると火山性温泉と非火山温泉に分かれます。


@火山の地下のマグマを熱源とする→火山性温泉


A火山とは無関係である→非火山性温泉


含まれる成分により、さまざまな色、匂い、効能の温泉がある。


温泉は全部で9種類の泉質があります!!知ってましたか・・・?

【単純温泉】

【塩類泉】

【重曹泉・重炭酸土類泉】

【硫黄泉・硫化水素泉(イオウ泉)】

【炭酸泉(二酸化炭素泉)】

【硫酸塩泉】

【酸性泉】

【鉄泉】

【放射能泉】





【単純温泉】

温泉成分が温泉水1キログラム中1グラムに満たないもので,25℃以上の温度のもの。

無色透明で無味無臭,ほとんどの温泉がさらりとしていて刺激のない。


■特徴

石鹸の泡立ちが良い。 温泉成分が少なく単純な温泉。

多分に特殊成分を含んでいることが多いので、効果の高い温泉が多く,刺激が比較的少ないので,  一 般の利用範囲は大変広い。


■効果

神経痛,リウマチ、腰痛,手足のしびれ,運動機能障害,皮膚病,外傷,火傷,高血圧

症、 脳卒中の回復気の保養,骨折などの後療など。

また,飲めば慢性消化器病に効能があるといわれる。


■主な温泉

愛媛の道後温泉、大分の湯布院、岐阜の下呂温泉…etc






【塩類泉】

陰イオンのナトリウムイオンが主成分になっている。


■特徴

なめると塩辛い。

泉水に含有する塩分の量により【弱食塩泉】【強食塩泉】に分けられる。

成分は海水に似ている→海の近くや,かつて海だったところの海水が,地中に滞留して

熱せられ湧き出しているから。

保温効果が高く、良く温まるのが特徴。「熱の湯」とも呼ばれる。


■効果

神経痛、リウマチ,打ち身,手足の冷えやしびれ,婦人病、切り傷、火傷,手術後の保

養,病後の保養 

飲んでも、胃腸病,肝臓病,便秘に効果をもたらす。


■主な温泉

静岡の熱川温泉・函館の湯の川温泉・石川の和倉温泉…etc






【重曹泉・重炭酸土類泉】

重曹泉は重炭酸ナトリウムを主成分とするアルカリ性泉。


■特徴

皮膚に対する作用が高く、皮膚に付着した脂肪分を洗い流す作用で,肌がつるつるにな

る。「美人の湯」と呼ばれる温泉に多い泉質。

重炭酸土類泉は石鹸があまり泡立たないことが多い。


■ 効能

皮膚に良いので…美肌作用・外傷・火傷・神経痛・リウマチ胃腸病、肝臓病、糖尿病、

腎臓結石など。

飲用すると、胃酸中和と炭酸ガスの作用で,胃腸病関係,便秘などに効果をもたらす。






【硫黄泉・硫化水素泉(イオウ泉)】

単純硫黄泉と硫化水素泉がある。

湧泉時には透明な湯であるが,すぐ黄白色の硫黄沈殿ができる。


■特徴

卵の腐ったような匂いがし,強い刺激が肌にしみる。

湯あたりやただれを起こすことも多い。

普通は入浴用だが,飲泉を進めているところもある。

高温の湯がおおく,入浴すると血管が拡張し,皮膚を軟化させ,良く温まる。


■効能

およそ万病に効くとうたわれるところが多い。

皮膚病・水虫・慢性の鼻喉炎・気管支カタル・喘息・婦人病・神経痛・リウマチ・湿疹

・吹き出物・美肌作用など。


■主な温泉

東北の蔵王温泉・群馬の万座温泉・草津温泉…etc







【炭酸泉(二酸化炭素泉)】

炭酸ガスを含む温泉。

■特徴

一般的にぬるい湯であることが多い。

温度が高くなると炭酸ガスの溶解度が減少する。飲むと砂糖なしのサイダーのような味。昔から「ラムネの湯」、「泡の湯」と言われていた。

■機能

血圧降下に効果大。

飲用すれば胃液の分泌を促すので、胃腸病・肝臓病・糖尿病・痛風などに効果が高い。

利尿作用も促進される。しかし、炭酸ガスは空中に散消してしまうので、飲用の時は湧

出口から汲んですぐ飲む。時間がたつと効果が薄くなってしまう。

■主な温泉地

大分の長湯温泉(日本一の高温炭酸泉として知られている。飲用により胃腸病などに効

果があるという。)






【硫酸塩泉】

無色または黄みがる,

■特徴

飲むと苦味がある。古くから「傷の湯」と呼ばれるところが多い。

「傷ついた動物が湯に傷を浸しているのを見て発見した」という動物発見伝説の温泉も多い。

■機能

外傷,火傷,痔疾、手術後の回復に効果が高い。

飲用すると便秘などには飲用すると良いといわれる。 

陰イオンとして硫酸イオンが主成分で,陽イオンの違いによって☆正苦味泉(マグネシウムを含む)、☆石膏泉(カルシウムを含む)、☆芒硝泉(ナトリウムを含む)に分けられる。

☆正苦味泉…硫酸マグネシウムを主成分とした塩類泉をいい飲むと苦味がある。

「脳卒中の人の湯」と昔から言われ,血圧の高い人や動脈硬化症の人には予防の意味をかねて,古くから人気の湯治場になっている。

☆ 石膏泉…陽イオンとしてカルシウムを含み、石膏が溶けている温泉をいう。

高血圧症,動脈硬化症、神経痛,リウマチ,創傷、火傷,皮膚病,痔疾,くじき,痛風などに効果。飲用すると便秘には効果が高い。

☆芒硝泉…正式にはナトリウム硫酸塩泉も言う。

飲用すると下痢作用もある。肝臓病,胃腸病,便秘,高血圧症,動脈硬化症などに効果。「中国の湯」とも呼ばれる。

■主な温泉地

長野の地獄谷温泉・静岡の下鴨温泉・福島の飯坂温泉…etc






【酸性泉】

水素イオンが主成分。

■特徴

口に含むと酸味があり,殺菌力が大変強い。

■機能

皮膚病の中でも特に水虫・疥癬・湿疹などに効果。

酸性泉は成分が濃いところから,皮膚がただれることが多く、湯治には昔から単純温泉,石膏泉などの湯を合わせて「仕上げの湯」とか「直しの湯」などといい、併用して利用されていた。

■主な地域

北海道の登別、長野の渋温泉、秋田の玉川温泉が有名である。






【鉄泉】

鉄炭酸水素塩泉、鉄硫酸塩泉をまとめ、1リットル中鉄イオン20ミリグラム以上のもの。

■特徴

湧出時には無色だが,空気に触れると酸化して褐色の沈殿が生じ、錆色のにごった湯になる。

■機能

更年期障害,子宮発育不全、湿疹のほか,神経痛,リウマチなどに効果。

飲用すると貧血に大変効果が高いと言われているが、湧出口の新しい湯を飲むほうが良い。

■主な温泉地

青森の薬研・兵庫の有馬・山形の蔵王温泉が代表的である。


【放射能泉】

普通ラジウム温泉と呼ばれ医療温泉に多い。

泉水1s中にラドン100億分の20キュリー以上含む温泉をいう。

■特徴

温泉地で生活することにより,ラジウムが自然吸入されるともいわれている。 泉温が低い場合が多いので,長時間入浴することができる。

■機能

吸入や皮膚からの吸収で、鎮静・循環器障害改善・血圧降下・更年期障害・ノイローゼなどに効果。



 

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